吉野海岸|宮古島を代表するシュノーケリングビーチ

宮古島の観光雑誌には絶対掲載されているシュノーケリングビーチ

宮古島の東海岸に位置する吉野海岸。
宮古島を代表するシュノーケリングポイントとして有名なビーチです。
吉野海岸の特徴をいくつかご紹介します。

  • 外洋のリーフが天然の防波堤代わりになりビーチの浅瀬は穏やか
  • 宮古島のビーチには珍しくトイレシャワー施設がある
  • ビーチパラソル、シュノーケリング道具などビーチで全てレンタルできる
  • 波打ち際から数メートルで熱帯魚を観察できる

宮古島の東海岸は数百メートル沖に浅いリーフ(さんご礁)が発達しており、そのリーフが沖の波から浅場のビーチを守ってくれています。
満潮時には沖の波がビーチまで到達するのですが、干潮の時間になれば沖の波が高くても、リーフが天然の防波堤の役割を果たしてくれるのでビーチはとても穏やかです。吉野海岸は上記のような理由から比較的穏やかで水深が浅いため、夏になれば小さなお子様連れのファミリーなどの観光客が多く訪れてシュノーケリングや海遊びを楽しむ姿が見られます。吉野海岸駐車場には、有料ですがシャワー施設もあり、ビーチパラソルやシュノーケリング道具などのレンタル器材も豊富に揃っているので、水着とタオルさえあればどなたでも、ドライブ途中に気軽にシュノーケリングを楽しむことが出来ます。一方で吉野海岸を取り巻く状況はこの10年で激変しました。

近年の吉野海岸に見られる残念な事柄をいくつかご紹介します。

  • 有料駐車場やレンタル器材のお客さんをめぐって、現地レンタル業者の客引きが多い。
  • 餌付けのルールが守られておらず生態系が変化している。
  • サンゴの上に乗ったり、サンゴを傷つける観光客が後を絶たない

近年の吉野海岸に見られる残念な事柄をいくつか挙げましたが、その中でも一番心が痛む事柄は、心無い一部の観光客の行為により、さんご礁が壊滅的な状態になっていることです。吉野海岸の素晴らしさから、観光雑誌に紹介され多くの観光客が訪れ、皆さんが宮古島を代表するビーチで癒しのひと時味わうことは、本当に素晴らしいことだと思います。しかし、観光客の中には、さんご礁の上に乗って休憩をしたり、ボキボキと枝サンゴを足で踏みつける方が実際に存在します。現在の吉野海岸は、サンゴが美しいとはとてもいえない状態にまで陥っています。熱帯魚の種類も激変しています。10年前の吉野海岸の美しいさんご礁と色とりどりの熱帯魚の姿を知っている人が、現在の吉野海岸の姿を見ると本当に胸が締め付けられる思いをします。長い年月をかけて作り上げられた美しい水中世界は、いったんその美しい姿を失うと元に戻るのに膨大な時間を要します。そして地球温暖化による海水温の上昇、サンゴの白化現象、オニヒトデの大量発生などの現在の地球環境を考えると元に姿に戻れる確率は非常に非常に低いと言われているのです。

まとめ

吉野海岸は、宮古島を代表するシュノーケリングスポットとして多くの観光雑誌や、インターネットのサイトで紹介されています。しかし、その美しい水中世界は、明らかに年々減少しています。いつまでも美しい吉野海岸を守っていくためには、観光客のモラルと、地元マリンスポーツ業者のさんご礁に対する正しい知識と接し方の指導が必要不可欠です。一度失った美しいさんご礁を元の状態に戻すことは容易ではありません。正しい知識とモラルある行動が、世界的に絶滅の危機にあるさんご礁を守っていく鍵になることは間違いありません。